現在、排気ガスの生物濾過床/池処理に使用する濾過材料は無機材料と有機フィルタの2種類がある.無機濾材はガス入りコンクリート、多孔質陶粒、溶岩粒子またはスラグなどの無機材料を主とし、有機濾材は腐植樹皮、木片、植物根須、枝、鋸末、泥炭などとその混合物がある。有機フィルタは安価で入手しやすいため、幅広い応用が得られている。先進国では、樹皮をバイオフィルタとして排ガス処理過程ですでに広く使用されており、我が国では化学工業、製薬、めっき、塗装、印刷などの業界の有害汚染ガス処理及び廃水処理場、堆肥工場、ゴミ埋立場で発生する悪臭処理などの方面ですでに使用を開始している。